XSERVERにDjangoを入れるための準備その2 になります。
[XSERVERにDjangoを入れるための準備その1~Tera Term]がまだの方は、先にその1をやっておいてください。
今回はGitを入れていきます。
(0) Tera TermでXSERVERにSSH接続しておきましょう。
(1) gettextをインストール
今日時点での最新版のバージョンは [0.19.8.1] でした。最終更新日が[2016年6月11日09時33分]なので、もう更新していないのでしょうか…?
最新版は公式サイトから確認してください。
[python]
$ wget http://ftp.gnu.org/pub/gnu/gettext/gettext-0.19.8.1.tar.gz
[/python]
ダウンロードが完了したら、解凍します。
[python]
$ tar zxvf gettext-0.19.8.1.tar.gz
[/python]
大量のファイルが解凍されます。
解凍後、lsコマンドで確認すると、gettext-0.19.8.1ディレクトリが出来ています。
[python]
[xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx ~]$ ls
gettext-0.19.8.1
gettext-0.19.8.1.tar.gz
[/python]
次にmakeコマンドでインストールします。数分かかります。
[python]
$ ./configure --prefix=/home/(ユーザID)/opt
$ make
$ make install
[/python]
正常にインストールされたか確認しましょう。
[python]
$ ~/opt/bin/gettext --version
gettext (GNU gettext-runtime) 0.19.8.1
Copyright (C) 1995-1997, 2000-2007 Free Software Foundation, Inc.
License GPLv3+: GNU GPL version 3 or later <http://gnu.org/licenses/gpl.html>
This is free software: you are free to change and redistribute it.
There is NO WARRANTY, to the extent permitted by law.
[参考訳]
ライセンス GPLv3+: GNU GPL バージョン 3 またはそれ以降 <http://gnu.org/licenses/gpl.html>
これはフリー・ソフトウェアです. 改変と再配布は自由です.
法で許された範囲内で無保証です.
作者 Ulrich Drepper.
[/python]
gettextをパスに追加しておきましょう。
[python]
$ cd ~
$ vi .bashrc
[/python]
viエディタを使ったことがない方はかなりとっつきにくいかと思いますが、以下のような表示になります。
最初はコマンドモードなので、「i」を入力し編集モードに入りましょう。そして以下のようにパスを入力します。
[python]
$ export PATH=$HOME/opt/bin:$PATH
[/python]
入力が終わったら、「Esc」でコマンドモードへ戻り、「:wq」を入力し保存して終了します。
では、正常に保存出来たか確認してみましょう。再度以下コマンドを入力してください。
[python]
$ cd ~
$ vi .bashrc
[/python]
正常に保存出来ていたかと思います。「:q」コマンドで終了してください。
.bashrcを再読込します。
[python]
$ source ~/.bashrc
[/python]
(2) 次にcurlを確認しましょう。7.15.5が入っているようですね。
[python]
$ curl --version
[/python]
最新バージョンを入れましょう。こちらから最新バージョンのリンクを入手しましょう。クリックすると以下のページが表示されます。
Generic source tar, gzip(7.59.0) を選択し、Show Mirrors をクリックしてください。以下のページに遷移します。
次にUS(Houston, Texas) の隣りにある curl-7.59.0.tar.gz を右クリックしてリンクのアドレスをコピーしましょう。
これでダウンロードするファイルのリンクを取得することが出来ました。
筆者がやった際は、「https://curl.askapache.com/curl-7.59.0.tar.gz」が取得できました。
Tera Termに戻って、ファイルをダウンロードしましょう。
[python]
$ wget https://curl.askapache.com/curl-7.59.0.tar.gz
[/python]
すると、失敗してしまいました。
[python]
--2018-05-02 23:13:19-- https://curl.askapache.com/curl-7.59.0.tar.gz
curl.askapache.com (curl.askapache.com) をDNSに問いあわせています... 192.185.42.228
curl.askapache.com (curl.askapache.com)|192.185.42.228|:443 に接続しています... 接続しました。
エラー: 証明書に記載されている別名とホスト名 `curl.askapache.com' が一致しません
curl.askapache.com に安全の確認をしないで接続するには、`--no-check-certificate' を使ってください。
[/python]
ということで、--no-check-certificate を使ってみましょう。
[python]
$ wget --no-check-certificate https://curl.askapache.com/curl-7.59.0.tar.gz
[/python]
ようやく成功しました。
lsコマンドでチェックしてみましょう。ちゃんとありますね。
あとは先程やったgettextと同じ要領です。
[python]
$ tar zxvf curl-7.59.0.tar.gz
$ ./configure --prefix=/home/(ユーザID)/opt
$ make
$ make install
[/python]
インストールが完了したらバージョンを確認してみましょう。
[python]
$ curl --version
[/python]
あれ?バージョンが変わらない…。なんだかよく分からないので放置します。
(3) 最後にgitをインストールします。
以下のリンクから最新版を確認します。今回は「2.13.1」を使用します。
https://mirrors.edge.kernel.org/pub/software/scm/git/
[python]
wget https://www.kernel.org/pub/software/scm/git/git-2.13.1.tar.gz
[/python]
[python]
$ tar zxvf git-2.13.1.tar.gz
$ cd git-2.13.1
$ ./configure --prefix=/home/(ユーザID)/opt
$ make
$ make install
[/python]
gitが正常にインストールされたか確認してみましょう。
[python]
$ git --version
[/python]
以上です。