今までは、qtconsole でBTC価格を取得してきましたが、今後はSpyderというツールを使って進めていきたいと思います。Spyderは、Anacondaをインストールすると、自動的にこちらもインストールされています。統合開発環境というもので、qtconsole ですと、長いプログラムを書くのに向いていませんし、デバッグも出来ません。
ということで、Spyderの使い方の説明です。
スタートメニューから、Anaconda Navigator を起動します。
Spyder があると思いますので、Launch ボタンをクリックしてください。
以下のようなSpyderの画面が表示されます。
コードエディタにプログラムを書き、緑矢印の実行ボタンを押すと、右下のコンソールに結果が表示されます。
では、BTC価格を出力してみましょう。
コードエディタに下記プログラムを書いてください。
[python]
import requests
r = requests.get('https://api.bitflyer.jp/v1/ticker?product_code=BTC_JPY')
json = r.json()
print('bitFlyer btc_jpy: ' + str(json["ltp"]))
r = requests.get('https://api.zaif.jp/api/1/ticker/btc_jpy')
json = r.json()
print('Zaif btc_jpy: ' + str(json["last"]))
r = requests.get('https://coincheck.com/api/ticker')
json = r.json()
print('coincheck btc_jpy: ' + str(json["last"]))
[/python]
では、実行ボタンを押してみてください。下記のような実行設定が表示されますが、そのまま実行ボタンを押してください。
無事に3箇所の取引所でのBTC価格が表示されましたでしょうか?
右上のペインで、変数エクスプローラーをクリックしてみてください。jsonという名前の変数が表示されていますね。ダブルクリックすると、以下のように詳細な内容を確認することが出来ます。coincheck から取得してjsonに格納した情報が表示されています。
bitFlyer、Zaifで取得してjsonに格納していましたが、coincheckで上書きしてしまったので、coincheckの分しか残っていないわけですね。
ではファイルを保存してみましょう。
ファイル - 形式を指定して保存(A) をクリックしてください。
ファイルを保存ダイアログが開きますので、お好きな場所に保存してください。
pythonのファイルなので、拡張子は「.py」になります。
私は get_btc_sample.py というファイル名にしました。